自転車海外・日本周遊旅行記cyclist world-roamer’s memoirs
日本周遊旅行中に私が経験した危険・トラブル・エピソード集
１、山陰自転車旅行中、ある地方都市にある自転車屋さんで空気入れを借りました。自転車のフレームにあるフレームポンプを使用すべきでした。
空気入れで空気を入れていたら、女性店主が話しかけて来ました。その
時にテレビで甲子園の高校野球中継をやっていて、故郷の市の高校が試
合をしていました。店主との話と試合内容に夢中になり、タイヤに空気を入
れ過ぎてしまいました。
とうとうタイヤのチューブが空気の入れ過ぎで爆発してしまいました。
チューブの交換で、6000円ぐらい支払ったと思います。
２、伊豆半島を自転車旅行中、下田から駿河湾へ出る為に蛇石峠を超える
時です。下田で道草を食って、蛇石峠を夜8時頃超える羽目になりました。
山の中は街灯がないので真っ暗です。やっと下り坂になった時に、バッテ
リー電池の電池切れで真っ暗になりました。
突然、崖に自転車ごとぶつかりました。メガネが耳にかかっています。ぶ
つかる方向が逆で谷底の方に向かっていたら、落下死でした。
草むらでフロントバックから飛び散った道具を拾ってダイナモを回してダイ
ナモの光で蛇石峠超えは無事終わりました。
３、秋田県と岩手県の県境にある仙岩峠での話です。
秋田方面から仙岩峠超えはずっと上りの峠越えになります。しんどい上り
が終わってホットしたせいか、前ブレーキのワイーヤーが連結されていなくて
途中で弛んでいて切れているのに気が付きませんでした。
岩手県に入って下り坂になったのですが、後ろブレーキだけではスピード
ダウンはしません。自転車が止まらないので、自慢の短足を極限まで伸ばし
前ブレーキが代わりにしてやっと停車できました。足をずっと延ばし続けた結
果、サイクリングシューズの踵はちびてしまい、脚の感じはプロレスの技の股
裂きを長い間受け続けたようでした。
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